仏壇のカーテン
創業から40年以上。岐阜県大垣市のオーダーカーテン・じゅうたん・リフォームの専門店「しかの」では、 たくさんのお客様のご自宅にうかがい、インテリアコーディネートやリフォームのお手伝いをさせていただきました。こちらではその実例の一部と、お客様からお寄せいただいたお声を紹介しております。このほか、ご質問やご相談はぜひお気軽にお問い合わせください。
- K様邸 仏壇のカーテンの取替
- 施工年月:2017年11月
- 地域:岐阜県平田町
ご提案
最近では、お仏壇があるお家が減ってきているようです。
しかのがある大垣市やその周りの地域には、まだまだ古くからある立派な日本家屋がたくさんあります。
そのような日本家屋は、和室が2つ並んでいて南側に広縁があり、一面窓になっています。
和室には、床の間と仏壇があり、その仏壇の前にカーテンを付けられるお家もあります。
タイトルには、「仏壇のカーテン」と書きましたが、この辺りでは「仏間のカーテン」と言うのが一般的のようです。
「仏間」を調べてみると、「仏壇のある部屋」とあります。「仏間の仏壇の前のカーテン」と言うのが本当なのか...ちょっと悩んでしまいました。
仏壇の前にカーテンを付けるものなのかどうか?
私もその答えが知りたくて調べてはみたものの、よく分かりません。
これに関しては、お家それぞれの考え方があると思います。しかののお客様のお話を聞くと、仏壇の上と両側のすき間を隠すために付けられるそうです。カーテン本体を閉めることは無く、いつも開けた状態。ですので、仏壇が隠れるということはありません。
お悩みの方は、師匠寺(所属寺)にご相談してみてはいかがでしょうか?
前置きが長くなりましたが、今回お取り替えさせていただいたK様がこだわられたのは、「カーテンのお花の柄がきれいに見えるように」ということです。
カーテンの本体は閉めることが無いので、上飾りのカーテンの花柄の位置にこだわりました。
この地域の仏間のカーテンの上飾りは、「箱ひだ」にすることが多いです。(画像はアスワンオーセンスカタログより)
K様のお家では、これまでフランスひだ(3つ山ひだ)をお使いでしたので、同じように仕上げました。
お花が中心になるように柄を配置。
上飾りとタッセルには、トリムを付けます。
K様の場合、カーテンを付けて仏壇の周りを美しく見せようという心、そういうお気持ちが、ご先祖を敬い、仏壇を大切にするということにつながるのですね。