あまりやりませんがウィルトン織りカーペットの加工
2025/02/07
【あまりやりませんがウィルトン織りカーペットの加工】
岐阜県大垣市のカーテンとじゅうたんのShikano(しかの)の川口です。
今朝も雪が降っていて少し積もっていました。
週末はさらに寒くなりそうで、積雪も心配です。取付けの予定も入っているから、あまり積もらないでほしい!
この寒さを超えたら春に一歩近づくかなあ。
寒さ対策には、カーペットがおすすめです!
冷えたフローリングで過ごすのは、寒くて健康にもお財布にもやさしくありません。
カーペットを敷くことで床からくる冷たさを軽減、カーペットの毛の間の空気層が断熱・保温効果を高めてくれます。
大切な家族やペットが快適に過ごせるように、お部屋の環境を整えましょう!
さて、あんまりやらない、というか、できないこともあるのであまりお受けしないカーペットのサイズ加工をご紹介いたします。
やらないのに紹介するんかーいって感じですけどね。
かわいいカーペットなのでご紹介させてくださいね。
ウィルトン織りのラグを車に敷きたいので、その形にカットして縁を縫ってほしいとのご依頼。
当店にあるミシンでは、厚みのあるものや硬いカーペットはミシンが壊れる可能性があるのでお受けすることができません。
今回は、当店でお買上いただいた商品であり、ご自身で変形にカットしてくだること、きれいに縫えない可能性もあることをお伝えし、ご理解いただいた上でお受けいたしました。
また、選んでいただいたカーペットが毛足は長いけれど厚みはあまりなかったので、縫えると判断しました。
タフテッドカーペットと違い、ウィルトン織りのカーペットは、カットするとそこから毛がどんどん取れてきます。
タフテッドは、基布にパイル(カーペットの毛)を機械のミシン針で差し込み、抜けないようにラテックスなどの接着剤で固定し、さらに裏に麻や不織布を貼り付けたもの。
表面に見えているパイルは、接着剤で基布にくっついているので、カーペットをカットしてもほどけてくるわけではありません。
対してウィルトンは、たて糸とよこ糸にパイルが織り込まれ、シメ糸でしっかり結びつける織物じゅうたんですので、切ってしまうと緩んでパイルが抜けてきます。
たくさんの抜けたパイル。実際はもっとたくさん!
毛足が長いので、縫う前に端のパイルをはさみでカットします。
ふかふかでトリマーになった気分!(やったことないけど)
細い方のカーペットは前に敷くそうなので、そちらは完成!
大きい方はいったんお持ち帰りいただき、カットしてきていただきました。
当店のミシンではあまり細かく縫えないので、毛が出ますよーということはお伝えしてあります。
色が合う糸が細いものしかなかったので、余計に粗く見えます。
そして、後日カットして持ってきてくださったカーペットを縫いました。
くりぬいてある部分が狭くて縫えるか不安でしたが、なんとか縫うことができました。
わたしも全身毛だらけになって縫いましたよー!
基本的に車のカーペットをお作りすることはできませんが、ご相談の上、できる範囲でお力になれるよう努力いたします。
どうぞご理解くださいますようお願い申し上げます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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