じゅうたんのカットロック加工が増えると秋を感じる
2022/09/19
【じゅうたんのカットロック加工が増えると秋を感じる】
岐阜県大垣市のカーテンとじゅうたんのShikano(しかの)の川口です。
堤防にはいつの間にか彼岸花がたくさん咲いています。
この前堤防の草が刈られて何にもなかったのに、いつこんなに彼岸花が大きくなったんだろう!とすごくビックリしました。
調べてみると、彼岸花ってお彼岸が近づくと急に茎が伸びてきて、1週間程で開花するそうですよ。すごいですねー!
真っ赤なじゅうたんのようです。
じゅうたんと言えば、最近じゅうたんのカットロックが増えてきました。
カットロックというのは、じゅうたんを希望のサイズにカットして縁をミシンで縫うこと(オーバーロック)です。
じゅうたんが売れ出すと秋だなーと実感します。
今回の加工は広縁のじゅうたんで、今まで使っていたものに合わせて新しく作るというもの。
ほとんどの場合は、現場でじゅうたんをカットしてその場で加工するのですが、いろんな事情でたまにはこういうこともします。
担当スタッフがお客様の家からじゅうたんを引き取ってきました。その際に採寸もしてきました。
使っていたじゅうたんは、大概縮んでいます。
このじゅうたんも5㎝くらい縮んでいたので、採寸してきたものと使っていたじゅうたんと両方参考にして新しいものを作りました。
古いじゅうたんを裏返して新しいじゅうたんの裏に合わせて線を引きます。
先の上をカットします。
ここで余談ですが、タフテッドカーペットがお客様に届く前の切りっぱなしの状態はこれ!
タフテッドカーペットは、タフティング機で基布にパイル糸を刺し込んでパイルを形成し、接着剤を用いてパイル糸を固定したもの。
さらに裏に麻や不織布を貼ってしっかりとさせ、床を保護します。
タフテッドカーペットの中身はこんな感じです。
何年か使っているうちに、床に怪しい白い粉が落ちていることはありませんか?
それは、この接着剤が劣化して落ちているんです。
接着剤は、人体に影響のない安全なもの(主にラテックス)が使われていますが、気になってきたらそろそろじゅうたんの替え時かもしれません。
さて、続きです。
これをひっくり返して、縁をミシンで縫います。
サンゲツのサンエレガントというカットパイルのウールのカーペット。
ウールはとっても優れた素材です。
1.冬は暖かく夏は涼しい
2.空気をきれいにしてくれる
3.パイルの復元力がある
4.汚れにくい
5.燃えにくい
ただ、ウール特有のにおいがあります。普段はあまり気にならなくても、閉め切った部屋で換気が悪いとにおいが気になることがあります。
また、優れた素材なだけに価格が高いです。
でも快適に長く使えると思いますよー!
メーカーにじゅうたんを注文する時、加工を伴うときは一緒にロック糸も送ってもらいます。
今回も送ってもらってその糸で縫い始めたのですが、何度やってもすぐに切れてしまいました。
そこで、その糸を半分くらい別に巻き取り、糸を2本にして縫うことに。
『3本の矢』ではないですが、2本にすることで切れにくくなります。
そうして縫い終わったときの残りの糸がコチラ↓
おーっ!ギリギリ足りたーーー!
危ないところだったぁ。。。
でも、わたしって「いい加減」「適当」のセンスがあるんじゃない?
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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