遮音カーテンの効果は?
2022/08/08
【遮音カーテンの効果は?】
岐阜県大垣市のカーテンとじゅうたんのShikano(しかの)の川口です。
先日お客様のお家に採寸に伺ったときに、車から玄関まで歩いていくと、何か甲高い金属が触れるような音が聞こえてきました。
気のせいかな?と思うくらいの音だったのですが、そこを通るとやっぱり音がするような...
上を見たり下を見たり、ひとりでキョロキョロしていたのですが、謎のままその日は戻りました。
後日、今度は取付けの方と一緒に伺いました。
その時も金属音のような音がかすかにしたので、一緒に行った取付けの方に「音したよねー?」と聞いたら、「してない」という返事。
わたしにしか聞こえない音???
かと思ったけど、チラッと機械のようなものが置いてあるのが見えたので、あーーー動物除けの音か!と納得。
モスキート音ってやつですか。
よかったー!耳はまだ若い!
目は近くが見えにくいし疲れは取れにくいし、老化が進む一方ですけどね。
さて、「音」と言えば、先日ある施設の仮眠室に「遮音カーテン」を取り付けしました。
施工例はこちら→ https://www.i-shikano.co.jp/case/post-220/
今回のご希望は、国道沿いで車が通る音がうるさいのを防ぎたい、というのが一番。
第2に、暑さを何とかしたい、とのことでした。
車の騒音の周波数は100~1,000Hzくらい。
サンゲツのコントラクトカーテンのカタログを見ると、それぞれの遮音カーテンの性能のグラフが載っています。
中高周波での効果は高いけれど、低周波での効果はそこまで望めないようですね。
でも少しは効果がありそうなので、サンゲツ以外のメーカーのカタログも見て遮音性を比較し、いくつかご提案させていただきました。
サンゲツコントラクトカーテンカタログより
その中で選んでいただいたのが、サンゲツの遮音カーテン「モンルージュ」という品名のカーテン。
コットン混の生地の裏面にアクリル樹脂のコーティングを施した遮光1級(A)のカーテンです。
コーティングしてある生地は、傷が付きやすいので縫製する時には注意が必要です。
縫い目から光漏れがしないように、幅継ぎはかぶせ縫いをします。
カーテンはサイドを隠すリターン仕様にしました。
少しでも騒音を防ぎたい!というわたしの願いで。
リターンを付けるとその分たくさん生地を使うので、サイズによっては1枚生地を幅継ぎしないと作れない場合があります。
ただ、その場合価格も上がってしまいます。
ご予算のこともあるので、なんとか生地を足さないでリターンを付けたい!
メーカーで縫製する場合は絶対やってもらえないのですが、当店には縫製工場があるので、「縫製さん、なんとかこのサイズでヒダつまんでー!」とお願い。
縫製スタッフさんと相談して、どうにかギリギリでリターン付きにすることができました。
これまではドレープカーテンしか無かったのですが、レースカーテンを付けることをおすすめしました。
レースカーテンがあることでドレープカーテンの日焼けを防ぐことができ、長持ちさせることができます。
また、遮熱効果のあるレースカーテンにして、ダブルで遮熱効果アップ!
...ということを切々とA4用紙1枚に書き綴り、予算を決める部署の方に何パターンかの見積書と一緒にお渡ししました。
この部屋を使う方々が少しでも快適に過ごせるようになるために。
肝心な遮音効果は...?
騒音測定器というアプリをスマホに入れて、測定してみました!
動画はこちら↓
通る車の量や車の種類を一定にすることはできないですし、限られた時間の中で測定したので、この結果は正確とは言えません。
でも、ある程度の遮音カーテンの効果はあると思います。
ただ、やはりカーテンだけで外からの音を防ぐのは難しいです。
外からの音は、建物の構造、壁や窓の性能などによって大きく左右されます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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