お座敷すだれの取付けで暑さと緊張の汗
2020/07/20
【お座敷すだれの取付けで暑さと緊張の汗】
岐阜県大垣市のカーテンShikano(しかの)の川口です。
昨日は、久しぶりの晴れ間でとても暑かったですね。
店内もエアコンがついているとはいえ、動いているととても暑いのです。
午前中に、カーペットを6本買ってくださったお客様がいらっしゃったので、3帖2本はそのまま、6帖4本は車に入るようにたたみました。
わたしともう一人の女性スタッフでたたんで、カーペット売り場の2階から1階まで運んで、汗びっしょり!
いい運動になりました。
運動もできるインテリアショップ。。。
そして、午後からは、わたしが先日採寸させていただいた「お座敷すだれ」の取付けに行ってきました。
雨の日には取り付けたくなかったので、急でしたがお天気の良かった昨日、取付けさせていただくことに。
その施工例はこちら→ https://www.i-shikano.co.jp/case/post-116/
施工例の写真通り、和の趣のある本当に素敵な空間でした。
しかし、取付けはけっこう大変でしたーーー!
というのも、実際取り付けるのは初めてで、お座敷すだれが売れたのも超久しぶり。
わたしがしかのに復帰してからは、ほとんど売れたことがないんじゃないかと...
その昔(20年近く前)、わたしが入ったばかりのころでも、年に2~3回くらいしか売れなかったような。
しかも、今回は既製品のサイズでは合わないので、別注で作るということに!
これは採寸に伺わなければと、先週行ってきました。
さて、1週間で出来上がってきたので、いざ取付けに。
日本の伝統工芸「簾」です。
手作業で作られる美しい作品でした。
お座敷すだれは、和室の部屋と部屋の間とか、縁側に出るところとかに付けることがほとんどですが、今回は、窓に取付けしました。
障子が入っているのですが、夏に網戸にして風を通すとき、外から中が丸見えになってしまうので、すだれを掛けたいというご要望だったからです。
長押に取り付ける金具を使って、すだれを掛けます。
長押の高さに合わせて調節できる便利な長押掛です。
手作りのすだれなので、1つ1つ微妙にサイズが違います。
1つずつサイズを合わせ、なるべく均等に付けられるよう長押掛を取り付けるのに、えらい時間がかかってしまいました...
お部屋は涼しくしていただいていたのですが、なかなかうまく付けられないのと、きれいな和室を傷つけないようにっていう緊張と、脚立を上ったり下りたりしたのとで、マスクの下だけでなく、額からも汗をかきながらの作業。
上の小さいつまみを回して止めるのですが、最後指先の感覚がなくなってきた。。。
でも、とってもきれいな仕上がりで、なかなか見る機会がないので、経験させてもらえてよかったです!
終わった後に出していただいた冷たいお茶が、すごーくおいしかったです。
最近は、お座敷すだれが売れないのは仕方がない、なんていう気持ちがあったけど、こんな素敵なのを見るともっとおすすめしたいですね。
日本の夏の代表のひとつです。