カーテンレールに洗濯物を干すのはやめましょう
2020/06/14
【カーテンレールに洗濯物を干すのはやめましょう】
岐阜県大垣市のカーテンShikano(しかの)の川口です。
梅雨に入り、毎日雨が続きます。
家の前の田んぼも先日田植えが終わり、毎日カエルの大合唱が聞こえてきます。
そこには、今年も2羽のカモがいるので、いつも癒されています。
さて、そんな梅雨の時期に困るのが、洗濯物が乾かない問題。
うちには乾燥機がないので、部屋干ししています。
ところでみなさん、どこに干していますか?
もしかして、カーテンレールに掛けちゃったりしていませんかっ?
それ、絶対にやめましょう!!!
冒頭の写真は、わたしの家で撮ったものですが、自分の洗濯物をさらすのがちょっと恥ずかしかったので、モノクロにしました。
ああやって、カーテンレールに掛けちゃダメです!(私はいつもは掛けていませんよー)
なぜ、ダメなのか?
まず、そこに掛けても乾きにくいだけ!
乾きやすい場所は、空気の動きがあるお部屋の中央。
窓や壁に近いところでは、空気の動きが悪く、なかなか乾きません。
そのうえ、せっかく洗った洗濯物にカーテンの汚れが付いたり、洗濯物の水分がカーテンに移って、カーテンにカビが生える原因になってしまいます。
次に、カーテンレールに掛けると、レールが壊れる可能性がある!
カーテンレールは、カーテンを掛けるためのもの。
カーテンレールの種類によって、カーテン適正重量が決まっています。
例えば、こちらはタチカワブラインドのV17というレールについて。
片開きのカーテンなら5㎏まで。両開きのカーテンなら+5㎏で全体で10㎏までとなっています。
うちにあった既製品の遮光でないドレープカーテンの重さをはかってみたら、1.5㎏くらいでした。レースカーテンを合わせてもせいぜい2㎏でしょう。
2倍ひだのオーダーカーテンなら、もっと重くなりますし、裏地付きのカーテンなら、もっともっと重くなります。
そこに洗濯物の重さを足したら、カーテンレールの適正重量を超えることも十分考えられます。
ちなみにうちの洗濯物の重さを量ったら、最初の写真のようなハンガーで吊るしたもの(上の写真のものよりもう少し大きいもの)で、3.2㎏。
そんなのが2つありますので、全部で6.4㎏。
カーテンの重さと合わせたら、10㎏くらいいってしまいますね。
しかも掛けるところ1点に重さが集中するので、カーテンを掛けるよりレールにかかる負担が大きいです。
そうなると、レールやブラケットが曲がったり、ビスが抜けたりすることも考えられます。
そんなことにならないように、カーテンレールに洗濯物を干すのはやめましょう。
と、カーテン屋としては、部屋干しにおけるカーテンやカーテンレールへのデメリットをご説明しましたが、おそらくこっちの方が知りたいであろう「部屋干しの仕方」については、ライオン株式会社さんのサイトに載っています。