施工例「お仏壇のカーテン」とカーテンのお洗濯について
2020/04/28
【施工例「お仏壇のカーテン」とカーテンのお洗濯について】
岐阜県大垣市のカーテンShikano(しかの)の川口です。
久しぶりに「お仏壇のカーテン」の施工例を追加しました。
施工例はこちら→ http://www.i-shikano.co.jp/case/post-99/
お仏壇のカーテンは、一度付けたら20~30年以上そのまま使われる方が多いようです。
わたしの感覚では、30年以上前に作られたお仏壇のカーテンは、濃い青や紫色のベルベットの生地が多いと思います。
重厚で光沢があり、上飾りにゴールドのフリンジが付いた立派なカーテンです。
カーテンのすそや共布タッセルにもフリンジが付いていることもあります。
そして、今から20年くらい前、仏壇のカーテンのお取替えのお客様に一番よく選ばれたのは、ゴールドのカーテン。
今はもうその生地が無いので、似ている生地を探してみました。
シンコールのカタログより↓
色はこんな感じのゴールドで、もうちょっとしっかりと織り上げられた光沢のある生地でした。
この頃も上飾りにゴールドのフリンジ、カーテンのすそや共布タッセルにもフリンジを付けることもありました。
フリンジとおそろいの縄タッセルを付けることも多かったです。
そして最近は、ゴールドよりもう少し落ち着いた色が人気です。
色はグリーン、ベージュ、ブラウンで、上品な花柄が好まれます。
上飾りのフリンジは、ゴールドやベージュ系で、カーテンのすそやタッセルにはほとんど付けなくなりました。
上飾りのスタイルは、今まで付けていたものと同じにしたいという方が多く、昔からハコヒダが一番多いです。
仏壇のカーテンといっても、閉めておくことはほとんどしません。いつも開けておきます。
仏壇の上と左右の空間をカーテンで隠し、仏壇の周りを美しく飾るもの、という意味があるのではないでしょうか。
さて、ステイホームを続けなければいけない今、カーテンのお洗濯などしてみてはいかがでしょう?
これからお天気も良く、気温も上がりそうな気配。
家中のカーテンを毎日少しずつ洗えば、そんなに大変じゃないと思います!
でも、お洗濯をする前に、そのカーテンがお家で水洗いができるかどうか、洗濯ラベルで確かめてください。
カーテンの上か下の端っこに洗濯ラベルが付いています。
例えば、今日ご紹介したお仏壇のカーテンの洗濯表示はこちら↓(これは洗濯ラベルではなく、カタログの洗濯表示です)
消費者庁のホームページに洗濯表示の説明が載っています。→ https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
このカーテンは、一番左の洗濯表示により「液温は、30°Cを限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる」ので、洗濯機でとっても弱いコースで水洗いすることができます。
つづいて左から、漂白はできない、タンブル乾燥はできない、日陰でのつり干し乾燥がよい、アイロンは底面温度 150°Cを限度とする、石油系溶剤での弱いドライクリーニング処理ができる、と書いてあります。
ではまず、お洗濯をするときは、必ずフックを外してくださいね。
そして、ホコリを払ってプリーツに合わせてたたみ、洗濯ネットに入れて1~2枚ずつ洗ってください。
脱水時間は30秒から1分程度。
干すときは、フックをつけて元々掛けてあったレールに掛けて軽くしわを伸ばし、自然乾燥していただくのがいいですよ。
ただ、↑これはカーテン本体のお洗濯の仕方!
今日ご紹介のカーテンの上飾りには、フリンジが付いています。
フリンジは、レーヨンでできているので水洗いができないのです!
フリンジの洗濯表示はこちら↓
フリンジを取り外して洗うことはできないので、この上飾りを洗いたい場合は、クリーニング屋さんでドライクリーニングをしてくださいね。
実際、上飾りは手で触ることもほとんど無く、汚れることがあまりないと思われますので、普段のお手入れはホコリをまめに払っていただくのがいいんじゃないかと思います。
今日のブログにお洗濯の事を書こうと思ったのは、お客様からお電話でカーテンのお洗濯についてお問い合わせをいただいたからでした!
ブログのヒントをいただきまして、ありがとうございます!