ブラインドのコード交換やります。
2019/05/22
ブラインドを長年使っていると、
「片方だけ下がらない」
という現象が起こることがあります。
この写真のような状態。
このブラインドは、「セパレートタイプ」といって、ヘッドボックス(上の部分)は1台で、スラット(羽根)の部分が2台に分かれているタイプ。
半分だけ上げ下げできるので、出入りするような掃き出しの窓に使うと便利です。
この場合の「片方だけ下がらない」は、「片方のブラインドの片方だけ下がらない」という状態なんですが、大体の場合、片方の昇降コード(スラットの中を通っている、ブラインドを上げ下げするためのコード)が切れかかっています。
切れかかっているとどうなるかと言うと...
昇降コードが細ーくなっています。(上の矢印)
これは、コードの芯の部分(?)だけがかろうじてつながっている状態。
下の方の矢印のところ、ぼやけて見にくいですが、コードの皮(?)がめくれてたまっているので、スラットの穴を通らず引っ掛かっています。
だからブラインドが下がらないんですねーーー。
こんなときは、がんばって支えている細くなったコードが切れてしまう前に、新しいコードに交換しましょう!
しかのでは、白いコードはいつでもお店にあるので、すぐに直すことができます。(混み具合によりますが...)
今回は、土曜日の夕方お店に持ってきてくださったので、なんとか日曜日にお返しできるように直すことにしました。
わたし的に一番コワいのが、ボトムレール(一番下の部分)に付いている昇降コードを留めてあるテープホルダーを外すとき。
既に割れかけているときもあるし、外すときに割れそうなので力の入れ具合がむずかしい...
と心配しつつ、なんとか割れずに外せました。
そして、古いコードに新しいコードをつなぎます。
つなぐときは、コードの端と端を火で熱して溶かしたところを指でくっつける!
アツいっ!!!
自分でやりながら写真が撮れなかったので、こちらのブログを見てくださいね→ http://www.i-shikano.co.jp/blog/post-222/
このようにくっつくので、あとは上から引っ張って古いコードを抜いていくと、新しいコードに入れ替わります。
コードが抜けないように結び目を作って、最初に外したテープホルダーをはめます。
コードを引っ張るところも最初の長さに合わせてカットします。
切れかけたコードだけを交換することもできますが、他のところも近いうちに切れかかる可能性が高いので、全部のコードを交換した方がいいでしょう。
ブラインドを上げ下げするときは、スラット(羽根)を開けた状態で行ってくださいね。
スラットを閉じた状態で上げ下げすると、昇降コードがスラットの穴にすれて切れやすくなります。
切れそうだな、と思ったら、早めにコードの交換をご依頼くださいね。