『陰翳礼賛』を読んでみたのと、新作レースカーテンのご紹介。
2018/08/24
先日行った、川島織物セルコンのカーテンの新作展示会で『陰翳礼賛(いんえいらいさん)』というシリーズのカーテンがありました。
そのときのブログがこちら→http://www.i-shikano.co.jp/blog/post-106/
このように、光を通すと鳥が飛んでいる姿が映し出されます。
谷崎潤一郎の本のタイトルが『陰翳礼賛』です。意味を知るには読んでみなくてはいけません。
どんどん便利になっていく日本だけど、日本人は本来、影や暗闇、鈍い光などを美しいと感じるものであり、キラキラしたものを好む西洋風になっていってしまうのが嫌だ、というような内容。
家屋などの建築物や、インテリアにおいての陰影の美しさについて主に書かれています。
電灯や扇風機など、便利だけど日本の家屋には似合わない、とか、日本の家屋は庇が長くて、薄暗い感じになるけど、西洋の建物は庇が無い、とか。
便利になる一方、日本の美しさが損なわれるというもどかしさがありますね。
そして、新しいレースのカーテンのご紹介!
こちらは、アスワンの新作カーテン展示会で選んだものです。
E7226
陰翳礼賛な感じで。
シンプルな生地にシワ加工を施し、それにより影の表情も持ち合わせる素敵なレースです。
E7234
光沢のある生地に、さらにシルバーの光沢糸のストライプで、クールなレースカーテン。
谷崎潤一郎が好きじゃない、キラキラした西洋風のカーテン。
どちらも素敵です。